64 嶽本野ばら/ロリヰタ

ロリヰタ。

ロリヰタ。

野ばらちゃんは乙女だなぁ。ほくほく。まさか野ばらちゃんの御本にエンジェルブルーが出てくるなんて…!相変わらずどこかメルヘンでファンシーで超乙女でした。表題作のほうが好きかな。9歳ってすげぇよね、9歳。野ばらちゃんはそういう、枠にとらわれないものをモチーフにして純粋な心を描こうとすることが多いよね。わたしはお洋服の「ロリータ」のことはよくわかんないけど、(わからないからこそかもしれないけど)野ばらちゃんが語るロリータのお洋服を愛してるひとたちの気持ちは、すごい説得力があるなって思う。
尊敬できる人とじゃなきゃ同等の関係になれない、イコールでお友達になれないっていうようなのはものっすごい納得した。そうそうそうなんだよね。読んでハッとして、ここのところのもやもやが晴れた感じ。やっぱり尊敬できなきゃね。
そういえば、ロリヰタに、主人公が109パート2でエンジェルブルーを見つけるシーンがあるじゃないですか。あそこで、「果たして、ANGEL BLUEは存在しました」*1っていう一文があるんだけど、みんな、あの「果たして」の意味ちゃんとわかるのかな?わたしこの間なんかの本読んでて、これと同じ使い方がされてて意味わかんなかったから調べたんだけど。普段果たして、って使うときって、「果たしてどうなのか」みたいに、疑問系みたいな感じで使うことが多いでしょ。これって実は「結果として」というような意味なんだってね!全然知らなくってびっくりした。まぁ漢字の意味を考えればわかるのかな?どうでもいいんだけど(笑)ちょっと気になった。みんな知ってるものなんですかね?わたしが無知なだけかなー。

*1:ハードカバーで111ページ。最後の行。