1 有川浩/空の中

空の中 (角川文庫)

空の中 (角川文庫)

さて、新年と言うことで読書記録もリセットです。去年は121冊の本を読みました。単純計算で月10冊てとこですね。今年はどれくらい読めるのかなー、どんなステキな本に出合えるかなーとわくわくです。島本さんの新刊がどれくらい出るか期待です。大好きです。
さて、これは年末に母の本棚から拝借してちまちま読んでいた。面白いし読ませる技術も、設定も発想も展開も良い。恋愛エピもほっこりする展開だし、そらそうなっちゃうよねーとほほえましくてよいんだけど、軽い。
特に真帆ちゃんとそのお母さんがどうなったのか、てところまで描かれてないのが勿体無い。そこを掘り下げて、白鯨の後日談もきっちり入れると随分変わるんじゃないかなーと思ったりも。リアリティ云々は別によいけど、その変のあいまいさっていうか、メインのとこしか書かれないのは物足りない。
ラノベ以前の問題かなー。でも有川さんのお話が面白い、っていうのは実感したことでもアリ。これからに期待、て言っていい時期の作品てことも踏まえれば、ま、こんなもんなのかなー。もうちょい頑張って欲しい、色々と。