2 辻村深月/太陽の坐る場所
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/12/15
- メディア: 単行本
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語り手は基本女の子で、その高校生及び学生特有の女子の群れる習性とかポジション作りとかに関しての話が多くっていうかメインで、その心理描写の卓越さに戦慄を覚えた。このひとまだまだイケるんじゃね?って思いながら読み進めた。いい、これはいいわ、と思っていたら
はい以下軽くネタバレ
まさかのまたまた名前トリックきたこれ\(^o^)/
なに、辻村さんは一生名前トリックでミステリ書くのか?だったらいいんだぜ。甘んじて受け入れよう。でもお前さん、それじゃ伸びねーよ!発想も描写力もメッチャいいと思うんですけど(女子の心理がほんとうに恐ろしいまでに緻密でリアルっていうのはすごいと思うんだな。きれいごとだけじゃ許されないところが好きなんだ。)毎度毎度名前トリックだとファンも飽きるっつーの…。も一個の本もまだ読んでないしこれから読むけど、まぁそれは短編集だからいいんだけども、名前トリックはしばらく封印しないかな辻村さんよ。初期でそれ連発しちゃってるから辻村さん=名前トリックが払拭されないんだなー。ほんと勿体無いと思う。今回のは特にトリック出てくるまでの描写に様々な意味で打ちのめされたwので。あー、これはほんとうにトリックだけが残念でした。