73 豊島ミホ/花が咲く頃いた君と

花が咲く頃いた君と

花が咲く頃いた君と

装丁がかわゆい。
サマバケ96がかわいい。わかるもんなー、この感じ。大好きな友達に恋人ができるのは寂しかったりもするよね。今はそりゃさすがにそんなことはないけれど。小学校〜中学・高校までは、学校が生活のすべてで、やっぱり友達の存在はでかいから、寂しくなっちゃったりするんだよね。
コスモス〜は、主人公の女の子は、知的障害者とか、そんな感じなのかな。それがずっと疑問だった。たからのママは、たからを大事にしているんだろうけれど、どこかできっと、たからを通じて自分の評価が下がることが怖いんじゃないかなって思ってしまった。性格悪いかな。でもそう感じてしまったものはしょうがない。たからは、やわらかくてあたたかいのに、さみしそうで、かわいそうと思ってしまった。それは、たからの性格とかではなくて、周りからのたからへの態度や評価に対してなんだけど。
おじいちゃんネタはずるい。
最後の話は今ひとつ。なんだかなって感じがしたなぁ。ともすると厨っぽい感じが…まぁ、よく言えばわかい、とか、イマっぽい、ってなるのか?わたしは、豊島さんの書く、片田舎の素朴な女の子や男の子が好きなのだ。たぶん。