89 よしもとばなな/なんくるない

なんくるない

なんくるない

沖縄に纏わる短編集。
足てびち、はばななさんの体験をもとにしたお話、というのをきいて、すんごい納得した。
いつもばななさんの小説を読むと、その素晴らしく忠実でしっかりとつかまえようと言う文章に感銘をうけるのだけど、これはまず、短編4つは行ってて、最初の2個でひとが死んでしまったことで、うーんとなってしまい。
表題作なんくるないは、トラはすごい素敵だし、ばななさんらしい小説だったのだけれど、なんとなく文章が定まってなくて読みにくい。
全体的にいまひとつかなーと思いました。残念。