118 江國香織/流しのしたの骨

流しのしたの骨 (新潮文庫)

流しのしたの骨 (新潮文庫)

本を速く読む、というのも出来るし好きだけど、でも一文一文ゆっくり読むのがほんとうに贅沢な読書の仕方なんじゃないかなーと思った。ミステリとかだったらざーっと読んで、うはー!ってなるのが好きなんだけど、江國さんの文章は綺麗だから、じっくりゆっくり読みたいなぁと改めて思った。ちょっと自分がじれったいときもあるけど(せっかちです)それもまた楽しい。ゆっくりできるっていうのはものすごい贅沢だと学んだのです。
律をかなたで実写したらものすごいもえすな映画になりそうー。こと子としま子を市川実日子/美和子でやったらさぞかしかわいいだろうなー。そよちゃんはその場合誰だろう。小西真奈美とか?がいい。おとなしい顔のきれいなひと。りっちゃんがかわいいかわいい。でも一番愛おしいのはしまちゃんとお母さん。だからわたしも深町直人が欲しいと毎回思う。
たしかにこの家族はちょっと変なんだけど、家族って言う箱の中身って見えないものだから、ひょっとしたら変じゃないのかもしれないとも思ったり。
これも今年2回目だった。今年は江國さんのアタリ小説によくであっているのかも。ホリーガーデンの初読も今年だし。