14 有川浩/阪急電車

阪急電車

阪急電車

阪急は今津線ではなく神戸線ですが、"西北"のひとつ手前に昔祖母が住んでおりました。今も使うし、今津線もたまぁーに乗るかな。阪急電車は、遅いけど好き。実家に帰るときなんか安いし乗るんだけど、JRと比べてゆっくり景色が眺められるのが好き。最近は乗るたびに、あと何回乗るのかなーって考えてちょっと淋しくなったりするかなぁ。じーちゃんのお墓も阪急沿線なんだよねぇ。
最初に手ごたえが全然なくて、確かにいい話なんだけど、恋愛小説におけるわたしにとってめちゃくちゃ大事な心理描写がいまひとつで、うーん、って感じだった。でも連作短編だし、関西人のいい味でてるなって感じでよかったかな。リアリティとかはないけど、さらっと読む読み物としてすごく楽しめたし、読後感は最高だったかと。時江さんがステキ。おばちゃん連中やりこめるところはかなりスカッとしました。関西に限らないとは思うけど、品のないおばちゃんって無駄に自信過剰って言うか偉そうでほんと腹立つんだよね〜〜〜〜〜〜〜。まぁおばちゃんに限らずおっさんでも多いけどね。でもだからこそ、たまーにほんと品のある感じのいい人と触れ合えるとすごいほっこりするな、っていう自分の経験もあって楽しく読めました。